ボーダーコリーのルーシーとお散歩
ルーシーのように、車に乗せると「やっさん」が取り憑く犬が相手では、到底考えられないことだけど、日本でも犬を自由にさせたまま車に乗せている人は多い。
先日散歩中に、ある車が我らの正面から左折のウインカーを出しながら近づいてきた。片側の後部座席の窓から白い小型犬2匹が、ルーシーを見つけて吠え立てた。我らが車のジャマにならないように道路の反対側の端に寄ったところ、反対側の後部座席の窓にも小型犬が1匹いて、これもまた吠え立てた。都合3匹をフリーにして車に乗せていた訳だ。自分自身、運転が超苦手で大嫌いだから多少のやっかみはあるとは思う。それでも、これはどうかなぁと思う。
日本では、運転中の携帯電話の使用については禁止されているけれど、ペットをフリーのまま車内に乗せることは禁止されていない。まぁ、ペットが事故の原因になったことがないからかもしれないけれど、危険性自体については携帯電話も同じじゃないかしら?
海外の例を調べてみた。
シーフリバーフォールズ、ミネソタの腕時計
アメリカ人ドライバーの5人のうち2人以上が、犬を車内で運転席に上がらせており、中にはレトリーブで遊んでいる人もいるという。運転中のメール作業は、新しい飲酒運転になりかねないけれど、犬をフロントシートに乗せることも同じではないか。ペットの体を固定せずにフロントシートに載せて運転することは、明らかに一般的になってはいるけれど、危険性が高く、ロードアイランドおよびテネシーでは、このような行為を取り締まることが検討されている。
この問題が、どれほど大きなものになっているか。
2010年度のある調査結果。
前年に犬を車に乗せたドライバーのなかで、犬を膝に載せた人 21%
運転中に犬に食べ物や飲み物を与えた人 7%
運転中に犬と遊んだ人 5%
(車内にいるか車外にいるかに関わらず)犬が原因で注意が逸れたことがある人 31%
そして、次に挙げる事実は、さらに大きな危険性を示している。
控訴裁判所は何ですか
体重10ポンド(4.5kg)の犬が、時速50マイル(80km)で運転中、衝突により前に飛ばされた場合、500ポンド(227kg)の力が加わることになる。体重80ポンド(36kg)の犬では2,400ポンド(1,089kg)である。ペットがどうなるか、そしてペットが飛ばされる軌道に座る人がどうなるか。
でも、犬を膝に載せて運転しても違法ではない。
ただし「今」のハナシである。犬やネコ、その他の動物が自分の車の中を自由に走りまわることについては、どの州も法律上で禁止してはいない。でも2つの州では近々法案が提出される予定。ちなみにロードアイランドは罰金だけど、テネシーでは罰金と懲役刑の両方が課せられることになるかもしれない。また、テネシーでは、犬が「膝の上」だけでなく、「運転者と運転席のドアの間」にいる場合でも罰則の対象になるという案が出されている。
なぜ米国はイラクを離れる必要があります
カルフォルニアの議会では、2008年に運転者の膝に犬を乗せることを禁止する法案が提出されたけれど、当時のシュワルツネッガー知事が拒否権を行使した。サウスダコタ州では、15匹ものネコが車内を走り回らせていた女性ドライバーが警察の取締にあい、ネコが公衆の安全を脅かすという理由で押収された。車両の停止を求められたドライバーは、バックミラー近くにネコが集まって寝ていたため後方が見えず、パトロールカーが背後にいるのも見えなかったという。
気候が良くなって、ペットと一緒におでかけという人も多くなるだろう。大きなお世話かもしれないけれど、ドライバーさんとペットが事故に遭わないように、おでかけを最後まで楽しめるように、くれぐれもご注意いただきたいと思う。
↑4月に入ってもマイナス気温の日があったのに、初夏を思わせる陽気で、桜はあっというまに満開。桜の下でボケ(天然)の花が咲いてます(笑)
0 コメント:
コメントを投稿