2012年4月7日土曜日

Tag[ フィルムカメラ ] - So What? 〜 写真生活


その昔・・・。

「Canon EFレンズは解像力が高く、Zeissレンズはコントラストが高い。解像力で見せるか、コントラストで見せるか」

つまりZeissのレンズと言うのは数値で計測すると大した結果を残さないらしい。でも実写レベルとなるとコントラストが高く見た目の解像力があると言うのだ。

フィルム時代、EFレンズ、それもLレンズを、そしてZeissレンズ(ヤシコン)でも有名どころはほとんど使ってきているが、残念ながらこの違いがさっぱり判らないのだ(笑)。

コントラストが高いと見た目にシャープに見えるのは皆さんも判ると思う。RAW現像やレタッチ加工でシャープネスを変更せずにコントラストだけ高めただけで画像がシャープに見える。どうもこれと全く同じ事ならしいのだ。Zeissレンズはコントラストが高いからシャープに見えるらしい� �

かつてNikonレンズを愛用するプロカメラマンからこんな話を聞いた事がある。

「Zeissは確かにシャープな像を結ぶが、大きくプリントすると細かい風景部分ではっきりと描写していない事に気付き、解像力は明らかにNikonレンズの方が上だ」

Nikonユーザーは時折Nikon以外のカメラ、レンズに対してある事ない事を理由付けて絶対に認めない人もいるし、酒の席での話でもあり、どこまで本当かは判断は難しいが、色々とネットで調べると面白い文献を発見した。


トニースチュワート太り過ぎ

アカギカメラ 第7回 魔性のツァイス

これはプロカメラマンの赤城耕一氏のコラムだが、そこには「プラナーT*50ミリF1.4は開放からコントラストが高いから、夜間撮影では暗部が潰れ気味になる」と上記Nikonプロ氏と同じような事が書かれていたのだ。

さて、レンズを評価する上でMTF曲線と言うものがある。ほとんどのメーカー、レンズでこのデータは公開されている。簡単に言えば上にある2本の線がコントラスト、下の2本が解像度を示し、横軸がレンズの中央からの距離となる。

数値が限りなく1に近く、曲線がなだらかな右下がりである事。そしてコントラスト線と解像度線の差が狭い、これが最高のレンズとなる。

でもこれがまた不思議で、どんなに安いレンズでもこのMTF曲線を見ると、あれっ?、確かに周辺部ではガクッと画質は落� �るみたいだけど、意外と頑張っているんじゃないの?、と言うものばかり。でも実際に撮影すると、おいおい、あのMTF曲線って嘘ちゃうん?、・・・。そんな経験された方も多いと思う。

特にデジタルカメラの場合、8月26日の記事に書いた通り、どうもローバスフィルターが悪さをしているようで、MTF曲線が正しいのにレンズがしっかりと解像しない、これは様々な要因があるようだ。


彼らが電話に出るときにロシア人が何を言うのですか?

また皆さんはこんな経験された事はないだろうか?。太陽が照っていて風景そのものに光と影の部分があり、コントラストの高い時には気付かなかったものの、曇り日や日陰でコントラストのない風景を撮ると、何か写真が眠いなぁ・・・。

実は私もあるんだなぁ。やっぱりあっちこっちで悪口を書いているDA18-55mmF3.5-5.6ALだ。どうも曇り日や日陰の風景の写真に納得が行かない。勿論、風景そのものにコントラストがないからシャープに見えないのは当たり前だが、肉眼で見た風景を思い出すと、こんな筈じゃないと思う。となるとこのレンズは解像度も大した事ないし、コントラストも悪いレンズとなる。

反対に、以前はDA18-55m mF3.5-5.6ALと同じように悪口を書きまくっていたTamorn 18-200mmF3.5-6.3DiII、これは日陰でもそこそこのコントラストを保ってくれている。だから近頃、このレンズを評価するようになった。つまり、解像度は大した事はないが、コントラストがしっかりと再現されているレンズって事になる。

これで何となく解像度の数値を比べるよりも、単純にコントラストの高いレンズの方が見た目のシャープ度は上がる・・・、そんな結論を導く事が出来てくる。となると、Zeissレンズはやっぱりシャープに見えちゃうのだろう。


奇跡のコースを意志女性

細かいディテールが表現出来ない、暗部が瞑れてしまう・・・、この欠点もコントラストが高いんだからしょ〜がないのだろうなぁと、ほんのちょっぴり納得出来ちゃったりする(笑)。

実際、コントラストが高い故、細かいディテールや暗部が表現出来なくても、眠い写真よりもましなのだ。眠い写真と言うのは見る人によったらピンボケと思われてもしょ〜がない。

ところがである。ここでまた疑問が生まれる。Zeissレンズって一般にボケが柔らかいと言われる(私は残念ながらボケを意識して写真を撮った事がないのでZeissレンズ歴が長くてもこれが判らない(笑))。そしてコントラストが高ければ高い程、ボケは確実に汚くなる。これは相反する。

おかしい と思うのでしょう?。と言う事は、こんな推察はどうだろうか。Zeissレンズはコントラストは高いが、解像度そのものはさほどないから(コントラストと解像力が上手くバランスが取れている)、ボケがやわらかく見えるのでは・・・。


ならば反対に、コントラストが低くて、解像度が無茶苦茶高いレンズってもしかすると面白いのかもしれない。と言うのもモノクロ写真で良く見るパターン、現像、プリントの工程で軟調気味に仕上げている写真を良く見掛ける。その中に気持ち良い程、ピントが来ている写真を見る事がある。それってやっぱりレンズの力なのではなかろうかと思うのだった。

本日の写真。Zeissレンズで撮った事は間違いないが、レンズに何を利用したのか判らない(笑)。データにはPlanar50mmF1.4と記したが、ボケの具合を見るとDistagon35mmF2.8の可能性も・・・。

当時、Zeissレンズでのお散歩写真は50mmF1.4か85mmF1.4、これを軸にして他のレンズを決めていた。50mmF1.4の時は28mmF2.8と80-200mmF4のセットが多かっ� �し、85mmF1.4の時は35mmF2.8と135mmF2.8の3本と決めていた。果て・・・、どっちだろうか(笑)。



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